2021.2.18
◆ お客様のご依頼品「椅子座布団」。 脚に結びつける紐は、普通巾は2cm程度で作りますが、今回は大きめの巾でリボンにできるタイプをご希望。 確かに結んだ時、かわいい表情になりますね。
◆ お客様がフランスで購入されたという生地のお持込み。 水色ストライプ部分には、いわゆる「リボン&タッセル柄」で、フランスらしさ漂う柄です。 黄色のストライプ部分を生かして、リボンに仕立てました。 縁の水色をわざと残し、それがアクセントとなるようにデザイン。 生地を眺めながら頭の中で作品をデザインする・・・、生地の持つ特性を最大に生かす作品、私はそんな作り方が好きです。 もちろん中材のウレタンも椅子サイズに合わせて発注させていただきました。
◆ 昨日お客様へ納品に行ってきたので、写真追加。ピアノレッスン用の椅子です。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2020.12.10
◆ お客様からランプシェード制作のご依頼を受けたのですが・・・。 なんと下のリングは行方不明とのこと<苦笑>。 でもトリニティは大丈夫!! 部分的なパーツも発注も可能なので、下のリング部分だけを工場に発注し完成です。 ご希望はプリーツ仕立て。 完成後、何か物足りないな・・・と感じてました。
◆お渡し日に、 フランスで購入してストックで眠っていたブレードを思い出し、ご提案<笑>。 合わせて見たら何とも一気に華やかな雰囲気に変身!! 日本ではよく見かけるリザードタイプのブレード。 しかしその上更にブルーの細い紐飾りがついているもので、このデザインはあまり見かけたことがありません。 ブレードもパマンとリーのお仲間なんですよ。 パスマントリーってやはり不思議な存在ですね~。 「ある」と「ない」とでは、全く違う雰囲気を出してくれるものです。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2020.10.27
◆ 今年はコロナ禍の影響もあり、毎年4半期に1回くらいのペースでその年の新デザインによる特別講座を開催していたのですが、なかなか状況やタイミングが思うようにも行かず・・・。 しかし、数名の生徒さんからのご希望をいただいたこともあり、ここに来てやっと特別講座「2020年版ファータッセル<ミンク>」をご案内することができました。
◆昨年同様、ミンクファーを使ったタッセルですが、昨年と異なり個体は贅沢な大きさです。 毛の色に合わせ、色使いもグレージュ系にまとめてみました。 シルバー色の金属パーツを部分的にあしらうことで、唯一それがアクセントとなり、品よくまとまった作品に仕上がっています。
【開催要領】11月29日(木曜)開始~。予定数量がなくなり次第終了。 ご希望の方は事前予約をお願いします。
★ 参加資格: 受講生限定。 ※一般の方で完成品、ご受講を希望の方はお問い合わせください→★
★ 開催日時: タッセルクラスのレッスン予約にて作成してください。
★ 受講費用: お手持ちの回数券で受講可能です。
★ 材料費: 7,900円(税込)
★長さ: 8.5~9cm(上部引き輪部分除く)、横幅約8cm程度
タッセル教室東京自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2020.10.3
◆ ためらうことなく、思いつきでサクッと作ったタッセル。 コラムに出すべきどうか迷いつつも・・・出してしまいました~<苦笑>。 全体のモダンなフォルムは問題ないと思うのですが、いまいち使用した色の組み合わせがお地味~な感じに仕上がってしまいました。 晩秋に向かう今日この頃、選んだ色合いも何かしらレトロな雰囲気!
今回の作品評価は、お客様にお任せしよっと。 サイズ11cm、バッグに合うかも~。
タッセル教室東京自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2020.9.12
◆スカートに使ったグリーンのシルク糸に合わせ、ヘッドのデザインに、緑色と相性のいいあずき色、ゴールド系の色を入れてデザインしました。 多色使いによって、紫系の生地やゴールド系の生地にも合わせることができますね。 背景の生地は、訪問着です。
◆ 帯に飾ったり、バッグ等にもいい感じ。<本体大きさ: 10.5cm、紐除く> 購入ご希望の方にはこちらから→お問い合わせはこちら。
撮影場所『タンス屋蒲田店』大田区西蒲田8-2-8 ユザワヤ蒲田5号館3F
タッセル教室東京自由が丘・ソフトファニシング教室のトリニティ
2020.9.11
◆ 黒をベースの色として使ったタッセルです。 写真上は、輪奈織という帯生地が背景です。 最初の色の構想がみっつの色を組み合わせたこのパターンでした。 写真下は、オレンジ色の絞りの生地。 パーツを一個外して見ました。 組み合わせは自由自在です。
◆ スカートのセッティングメソッドを、普通とちょっと変えています。 この方法はヘッドとつながるスカートにボリュームを出すことができ、たっぷりとしたイメージがあります。 <本体大きさ: 上デザイン11cm、下デザイン10cm, 紐除く>。 ご希望の方には販売可能です。→お問い合わせはこちら。
撮影場所『タンス屋蒲田店』大田区西蒲田8-2-8 ユザワヤ蒲田5号館3F
2020.8.20
◆ お客様から銀座 菊廼舎(きくのや)の『冨貴寄(ふきよせ)』をいただきました。 実はこの存在を私は初めて知りました! 日本的な季節感を大事にし、夏の今を表現する金魚、その下に隠れている金平糖は、水草を思わせるような色合い・・・。 10cm程の丸カンの中は、まるで小さなアートの世界で、ちょっと感動しました~。 Ms. Mariko-san, どうもありがとうございました。
◆ 眺めて楽しく、バターを使わない和風クッキーのお味はとってもやさしく、この暑さの中で食べてもくどさを感じさせません。 瑠璃紺色(Royal Blue)の缶も、缶カラフェチにはたまらない魅力<ふふッ>。
「日本っていいなぁ~、ねぇ、豆助!」 どっかで聞いたようなセリフ・・・<苦笑>。
2020.8.19
◆ あっと言う間に夏休みも終わり・・・。 4月と5月の2ケ月間の長きにわたるコラナ休業に比べたら、5日間なんて、まばたきをしたら終わり、そんな感じでした<笑>。
◆ 東京ステイのこの夏は、ホテルステイを企画。 ステイ中は最新ITのスキルアップ(!?)のために、豪華ディナー(??)を餌に、親戚身内の若者からレクチャーを受けるという企画を実施。 夏のひと夜に熱々天麩羅と、ビールで暑気払い。 集中したせいか意外に疲れましたぁ~<苦笑>。
15年ぶりに訪れた天麩羅さんの美味しい味は昔と変わらず。
ホテルの部屋は、エグゼクティブフロアをお勧め。
こんな軽食サービスやドリンクもついているので、とってもお得だと思います~!!
2020.4.21
◆ 皆さんいかがお過ごしですか? 人生でこのような時間を過ごすことは、私だけではなく皆さんも同じですが、 長期休暇のような長い時間なのにステイホーム、仕事からも離れ・・・・。 逆に考えれば、これもせっかくの機会だとこれまで積んであった本を片っ端から読んでます<笑>。
◆ 保有書籍の『装飾デザイン事典(A handbook of ornament)』Frants S. Meyerの図118にThe Tasselというページがあります。 この写真は見たことがある方もいらっしゃるかと思います。 Wikipedia「タッセル」の説明ページに使われてもいますね。 しかし、タッセル個々の説明がないので「ま、古いタッセルなのね」くらいにしか思えません。 写真上段の左から2番目(2)、そして同じく上段右から2番目のタッセル(3)は、画家ハンス・ホルバイン(1497~1543)のデザインなんです。
ホルバインはドイツに生まれ、北方ルネッサンス美術を代表する画家。 スイス、イタリア、リヨンと渡り歩き、最後はイギリスのヘンリー8世の宮廷画家(1536年以降~)でもありました。 16世紀の諸国遍歴は、ルネッサンスの様々な情報を見聞きしたに違いありません。
◆ それにしても画家がタッセルをデザインしたとは、おもしろいですね~。 つい最近購入したイギリスの本にも同じものが掲載されていました! ハンス・ホルバインは親子で同じ名前ですが、Hans Holbein the Youngerと書かれてますので、息子の方ですね。 説明にA”Turk’s head knot” decorates the top of the tasselとあります。 ムムッ、どこかで聞いた名前、そうカリキュラムにある「ターキーヘッド・タッセル」です<笑>。
◆ 前述の書籍の「飾り房」の冒頭にあった説明が、興味深い。“織物芸術が、自由装飾群へ貢献した主なものは、飾り房(タッセル)、房縁(フリンジ)、そしてレースなどがある”。 確かに、布を織った最後のきれ端処理の糸を束ねれば、フリンジができます。 私の中にある断片的な情報をつなぎ合わせるいい機会かもしれないと思うようになりました・・・。
2020.3.1
◆ NHKの日曜美術館というTV番組だったと思いますが、明治神宮ミュージアムの展示情報を見ました。 ミュージアムに展示されているという、「六頭曳儀装車<写真>」が写った時、実際に見てみたいと思いました。 『明治22年(1889年)に大日本帝国憲法が発布された折、明治天皇が乗られたという馬車は英国製とのこと。』<取材撮影、文章: 古川幹夫氏 2019年11月5日>より引用。 さすが海外で制作された馬車らしく、また海外でも高貴な方が乗られる馬車用として、豪華なパスマントリー類の飾り付けがされています。
◆ タッセルとフリンジが主な飾りのようですが、写真だけではそれらの細部はあまりよく判別できません。 当時に制作されたパスマントリーを見てみたい!! と思わせる写真です。 開催期間は、~3/29までなので、是非訪れてみたいな、と考えています。
写真: 古川幹夫氏