• vol.1289 フォンテーヌブロー宮殿にみるパスマントリー

    2020.5.4

    ◆フォンテーヌブロー宮殿

    ・前回のコラムに書ききれなかった、ナポレオンの時代のアンピール様式のパスマントリーについての続きです。 ツアー参加でのフォンテンーヌブロー宮殿見学は、時間の制約がある中でしたが、いくつかの部屋のカーテンに飾られたタッセルの写真をご紹介しましょう。

     

    ・このお城は中世の要塞をもとにして、フランソワ1世によって1528年増築され、国内最大のルネッサンス様式の宮殿に変わりました。その後、宮殿には数世紀にわたって歴代の国王が居住しましたので、それぞれが自分の好みに応じて改築を続けた結果、様々な建築が混合して今日の形となっていると言います。600年以上もの継続的な歴史を持つのはこのお城は、一見の価値があると思います。

     

     

     

    ◆宮殿内部のパスマントリー

    ・観光客で訪れる多くの人は、部屋の中の大きな装飾には目が行きますが、窓側の装飾を見る観光客はほとんどいないのではないかと思います<笑>。 ザインや制作は当然プロの手によるものですから、カーテン生地の色に合わせ、時代考証もされたものと考えます。 どの工房で作られたものかは、多分デクラーク社(1852年創業)によるものではなかったのかな・・と、推察しています。 この会社名、きっとタッセルに関心のある方なら名前くらいはご存知かと思います。

     

     

    ・写真に収めたものは、ひょっとしてこれはリメイクされたばかりか(?!)と思わせるようなピカピカの新品同様のものもありました。 保護のためか、ほとんどがビニール袋で覆われていました。 長い時間は、ものを朽ちさせていくという環境であることは否めませんし、それらすべてに修復が必要なので当然のこと。 またその修復には何かしら現代の要素が含まれるのも当然のことです。

     

    ◆「王座の間」のカーテン用タイバックとブレード

    カーテンの縁のグリーク紋様、月桂樹の葉の模様の飾り等、エンパイヤ様式紋様てんこ盛り!

     

    ◆「皇后の部屋」のタッセルと、カーテンのブレード

    女性らしいピンク等を使った明るい色使い、そして華やかなデザインです。

     

     

    次回に続く・・・・。

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

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