2021.1.22
◆ タッセルのヘッド部分は、基本的に糸やコードなどでカバーリングされますが、更にその上に飾りを付けていくことがよくあります。 ポピュラーなものとしては、ネッティング(英)と呼ばれるもの。 手間はかかりますが、アクセントとして表情豊かにさせる効果があります。
◆ ネッティングの方法は、刺繍のブランケットステッチと似ています。 段数が増え、糸同士の交点は「シングル」です。 実は、その他に「ダブル」や「トリプル」という手法もあります。 カリキュラムにあるポンポンストリングや今年の干支タッセルで作っていただいたのは、ダブル(2 points) です。 これが理解できれば、トリプル(3points)も簡単です。 比較するために、カリキュラムタッセルと同じ木型を使い、サンプルを作ってみました。 写真の左側がダブル、右側がトリプルです。作ってみるとわかる意外な注意点。 飾り糸の色変更もあって作り替えること3回・・・<苦笑>。 もし作り方に興味のある方は、教室でお尋ねくださいね。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2021.3.14
◆ タッセルのヘッド飾りについてです。 コラムvol.1334で「ネッティング」について書きましたが、その他の飾りをご紹介しましょう。 それは「クロッシング」というもの。 こちらはネッティングよりかなり手ごわいです!! <苦笑>。
◆ ネッティングは刺繍に似た感じですが、クロッシングは、ひと筆書きといったところでしょうか。 飾り用の素材一本を使い、その動きはひと筆書きのように、上や下にと操っていきます。 そのひと筆書きの流れは、前の糸の下にくぐったり、上を通ったりと、順番を間違えると綺麗なラインは決してできません<写真上参考>。 いつやっても難しく感じる代物デス・・・<苦笑>。 クロスしていく数によって、4crossing, 6crossingと 数字が増えれば増えるほど、難しくなっていきます。
下の写真は、手近にあった紐を利用して作りましたが、左側が4crossing, 右側が6crossingです。 アドバンストコースのカリキュラム<ローズガーデン>(4crossing)に入ってますよ。 当該ページトップ(6crossing)でも見れます。