• vol.113 インテリアの中の陶磁器

    2011.9.11


    n         先日図書館で目的の探しものが終わったので、さてせっかく来たのだからと館内を一回り。 何気に手に取ったのは、『中国・朝鮮古陶磁の見かた、選びかた』浦上満著、(株)淡交社。 パラパラとめくったら、「あれッ、これってどっかで見たことのあるような・・・? 自宅のテーブルランプのベースじゃないの~。」 20年近く使っているのに、今頃気がつくなんて・・・笑っちゃいます。 その当時、自宅のインテリアは西洋と東洋をミックスしたインテリア構成にしたくて、外国人観光客向けのお土産(コピー商品)を扱っているお店で購入したランプです。

    n         ついでに他の中で持っているものを色々調べて見たのが、下の写真。 古美術のお高いお宝が持てない私でも、その雰囲気を味わえる・・!?  いずれにしても、この一冊の本によって、陶磁器に対し、しばし時空を越えた思いを馳せることができ、コピーと言え、持っているものに対して愛着を深めることができたことはラッキーでした。





     


     【説明】


    n         「五彩魚藻文壺」: 明時代の白磁の上に赤や緑、黄色等の上絵具で文様を書いた”五彩”。 この頃上流階級で鯉や金魚を飼うことが流行したのだそうです。


    n         「青花対韓信瓶」: 元時代の白地の素地にコバルト顔料で文様を描いた”青花”。月下に武将韓信を追う戯曲を題材にした絵。


     



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  • vol.112 今週のWow!! 9月4日

    2011.9.4

    n         Wowとは、驚きなどを表す間投詞。 皆さんよく使ってますから、今更説明は不要ですね。 ワーッ、すご~い、そんな感覚の「今週のWow!」は、生徒さんのTシャツ。 シンプルTシャツにご自分で刺繍をされたんだそうです。 お花のモチーフをあしらい、中心部分はフレンチノットのかたまり。 背中の部分にもありました。 素敵ねぇ~。 Tシャツもさることながら、生活を楽しんでらっしゃるところが、また素敵です。

     



     

     

     

    n         そういえば、日本語ではフレンチナッツ!? 何ッ、なんかのお豆かぁ~。 でも英語で書くとFrench knots.   これが日本語で発音するとなぜかフレンチナッツになってしまうこの不思議さ!?   これが当たり前の呼び方なんだそうです。 以前、刺繍の先生をしていらっしゃる方とそんな会話で盛り上がりました(笑)。

     

     

     

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  • vol. 111 空き瓶の変身

    2011.8.29


    n         以前、空き瓶にキャンディをいれたものをいただきました。(写真) フタの部分はハギレを使って、ご自分で飾られたということで、とてもおしゃれ! そう言えば、フランスのボンヌママンのチェック柄のジャム瓶に通じるものがあります。
        
        


     


    n         「洋服のボタン入れ」に使いたいと、真似して作ってみました。30分もかからず、簡単にできてしまいました。 自己流の作り方ですが、皆さんもチャレンジしてみませんか? 
        


    【作り方】
    1. キルト芯を瓶のふたの形に5枚カットする
    2. 最初の1枚をフタにのりで貼り、中の3枚はフタの大きさより少し小さめにし、のりで貼る
    3. フタの周りに両面テープを貼る
    4. 生地は、フタの大きさに高さ分に加え、1cm足して丸くカットする。 周囲はぐし縫いし立体に。
    5. 布を両面テープに固定していく。フタからはみ出した分はハサミでカット。
    6. 布の上から再度側面に両面テープを張り、リボンを貼り完成。
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  • vol.110 かわいいクリップ

    2011.8.25


    n         キャッ~、とってもかわいい「クリップ!!」。 ハワイのお土産にいただきました。 C.K.さん、ありがとうございます。 


     


    n         Vera Bradly :ヴェラ・ブラッドリーのブランドのものです。 初めてこのブランドを知りましたが、バッグやステイショナリー等展開しているんですね。 日本にお店はないけど、まさに今、8月24日(水)~9月6日(火)まで、伊勢丹で期間限定ショップが開催されるみたいです。 今後ブレークしそう・・です。 
    あまりにかわいくて、誰かに見せたら、「一個、頂戴!!」と言われそう・・・(笑)




    ※ Vera Bradley <日本語HP> → こちらから
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  • vol.108 デメルのジャム

    2011.8.16

    n         オーストリアで繁栄を誇ったハプスブルク家の紋章をブランドマークとして冠している「デメル」。 ザッハトルテやチョコレートなどのお菓子の歴史あるブランドである。 以前、私もよく贈答品等に利用させてもらい、オーストリアを訪れた際には、是非訪れてみたいお店とずっと思っていて、ウィーンに行ったときに本場のザッハトルテをいただいた記憶があります。 

     

    n         生徒さんから旅行のお土産にデメルのイチゴジャムをいただきました。あまりにラベルがアーティステックで素敵!! なので、封を切る前に写真をパチリ。 

     

     

    ■    このジャム、デメルHPの説明文によると、『その美貌が今日でも伝説的に語り継がれる王妃エリーザベート。そのエリーザベートがフランツ・ヨーゼフ一世の誕生日にプレゼントしたのが、デメルのイチゴジャムであったと記録に残っている』 のだそうです。 こんな素敵なストーリーに触れると、ますます封を切るのに期待が膨らみます。 さて、お味は・・・・。 甘すぎない、ほんとに上品なお味でした。 ありがとうございました!!
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  • vol.107 ロゼットタッセル、本の作品

    2011.8.10

    n         タッセルに興味を持っている人は、たぶん所有されているだろうと思われるタッセル作りの本。 その本のタイトルも、ずばりTassel Making 』。 著者はAnna Crutchely女史。 私のタッセル作りもこの方との出会いから始まりました。 本のP146.にあるRosetteは、以前から是非完成させてみたい、と思っていた作品のひとつ。 本の作品は淡いピンク系ですが、ブルー系で作ってみました。 

     

    n         時間の合間を見ては、少しずつ作っていたのが、この度やっと完成。 そういう意味では、仕掛品が沢山眠っています・・・・トホホ。 全体の大きさは15cmと少し大きめ。 思った以上に大きいサイズだな、と思いました。 木型が沢山重なっているので当然ですが。 さまざまなタッセルを作るたびに、自分としての小さな発見があります。 ロゼットのデザインは、カリキュラムでも実施しています。 こちらからどうぞ
        

     

    n         これを見た私の友人はすかさず、「マハラジャだぁ~ッ」と呼んでました。 そのゴージャス感が、そのような印象に伝わったんですね。 生徒さん達も皆さん同じような印象をもたれたご様子でした。 色とデザインの関係がまたまた、新たな勉強になりました。

      
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  • vol.106 タッセル作品 リトルプリンセス・クラウン

    2011.8.4


    n         先日TVで英国王室の宝石にまつわる内容の番組を放送していました。 王室のジュエリーは、そのステータスを表し代々受け継がれていく。 しかし時代によっては、そのデザインが古く感じるものもあり、ダイアナ妃は、ブローチをチョーカーにデザインを替えたりして、活用されていたとのこと。  また、コスチュームジュエリーもよく取り入れていたということには、驚きでした。
     


    n         この番組を見ていて、タッセルデザインがひらめきました。 イメージが湧いてくると、早く作品を作って見てみたくなる。 と、いうことで作ったのが、下の写真。 名づけて、「Little Princess Crown: 小皇女の冠」。 イメージどおり!!  ミンクの毛皮と、そしてダイヤモンドの代わりにクリスタル。 手のひらにちょこんと乗る、ほんとに小さな、高さ4cmのサイズです。
                    


     


    n         タッセルのデザインは、終わりがない・・・・。


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  • vol.105 アートフェア東京

    2011.8.1


    n         東京国際フォーラムで開催<会期: 7月29日(金)~31日(日)>された、フェアに行ってきた。 アートフェア東京は、国内外のギャラリーが一同に集結し、古美術や工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、時代とジャンルを超えたアートを購入する機会を提供している、日本最大のアートの見本市である。 


     


    n         インテリアの最後を彩るフィニシングタッチとして欠かせないアート。 ギャラリー巡りをせず、沢山の優れた作品を一箇所で見ることができる、目の保養には絶好のイベントである。 インテリアと同様、好みが強く出る分野。 果たして・・・・期待に胸膨らませ会場へ。 当日券の購入に40分もかかるほどの盛況ぶりであった。


     


    n     これを飾るにはこんなインテリアが素敵かも・・・・・・と思わず足を止めた作品を2点ご紹介。 こころよく写真撮影を許可してくれた。上は、金子豊文氏の2010年作「むてっぽう」。 題材の使用からか、どこか江戸時代の絵師・伊藤若冲を感じさせるものがある。 金子氏のHPはこちらから。 下は蓮を一連の題材にしているChen Jiang-Hong氏の生命力あふれる作品。



     


    n         いずれもウン百万という作品であるが、これらを生み出すエネルギーを考えると、当然のような気がする。 リトグラフなど20万くらいの手頃なものもある中から、自分のインテリアに取り入れていくのも、アート初心者入門といえるかもしれない。 


     


     

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  • vol.104 縁飾り

    2011.7.22



         「先生、縁がクシュクシュしているパイピングにしたいんですけど・・・・」。 生徒さんのご希望で、縁がクシュクシュのパイピングです。英語では、Gathered Piping: ギャザード・パイピング」、米語では、「Gathered Welting: ギャザード・ウェルティンク゛」と呼びます。 デザインに合わせ、パイピングの太さに少しボリュームを出しています。

         Vol. 99でもご紹介しましたが、今回のものは別タイプの「椅子用ザブトン」です。 椅子用にオーダーする時のウレタンタイプには、2種類あって、vol.99のようなマチの部分があるものと、今回のように厚みはあるけど、マチのないタイプ。 こちらは教室では、通称「どら焼きタイプ」と呼んでおります。 そういえば、自由が丘に「黒船」というどら焼きやさんがあって、黒糖を使った皮がもちもちしていて、とってもおいしいどら焼きやさんを思い出してしまいました(笑)。 
           


     


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  • vol.103 ナンタケットバスケット用タッセル その2

    2011.7.17

         夏バージョンのタッセル制作」のご依頼作品を少しだけご紹介。 ご紹介できるのは、いずれも1インチの小さなバスケットを、デザインの一部として取り入れたものです。 今回は新しいデザインを5点お納めした内の、その中の2点のみご紹介しましょう。


     

         ひとつは、房の部分に珊瑚を、もうひとつはFOXの毛皮を使ったものです。 夏バージョンなのにどうして毛皮・・・・!? と思ってしまいますが、タイミングよくFOXの一番良質な首の部分の毛を入手することができ、ご相談したらデザイン変更が可能というお返事をいただいた結果です。 

     

     

         珊瑚も毛皮もどちらも自然素材。 ゆえに少々入手の困難さが伴い、なかなか同じものは数多くは作れない状況となり、特に珊瑚は、一点ものとなってしまいまた。 しかし、だからこそ誰もが持ってないオリジナルな良さが生かせるデザインにもつながることになるのでしょう。