• vol.1291 パスマントリー、イギリスと日本

    2020.5.13

    ◆イギリスのパスマントリー

    ・これまでの内容は、結果としてフランスが中心になってしまいましたが、じゃ、イギリスは・・・との疑問が投げかけられそうです<苦笑>。  実はこれまでイギリスで出版された本でまとまったものを見たことがありませんでしたが、今年(2020年1月)に、英国の歴史的建築物の保護を目的として設立されたボランティア団体である、ナショナル・トラスト(National Trust)から初めての書籍が出版されました。 内容的には、英国とアイルランドにおける歴史的なインテリア家具に飾られたトリミング(パスマントリー)を調査、年代別に紹介されているものです。  冒頭2~3頁を読んだだけですが、やはりこの手の内容の本は、初と記載してありました。 本のタイトルは、『FRINGE FLOG&TASSEL』<写真>。 もし興味のある方は手にとってください(英語版)。

     

     

     

     

    ◆日本のパスマントリー・ブーム

    ・私が知る以前の日本は、基本的にそれらの取扱いは、主に海外ファブリック輸入会社でした。 もちろんインテリアのプロ向けであり、タッセル大好きな人はともかく、普通一般消費者の目に触れる機会は限定的な況状でした。

     

    ・タッセルに関心のある方は一度は訪れことがあるかもしれない銀座「タピシエール」。 私の知人でもある小幡淳子さんが2008年頃に銀座にオープンされたように記憶しています。 今は閉店してしまいましたが、国内ではあまり知られていなかったデクラーク社のタッセル等も取り扱い、お店は雑誌等のメディアにも頻繁に取り上げられたことなどで、日本にタッセル好きを増やし、国内での「タッセル」という存在の知名度がぐんと上げてくれた功績は大きかったと思っています。

     

    ・また、イギリスでは新興企業ですが、インテリア・ブランドの「Spinaスピナ」の斬新なデザインのタッセル商品を日本に持ち込んだ、源波淳子さん(Inchbald Design of Schoolの先輩) の活躍もありました。 スピナ創設者の一人でもあるMr. Joe Zitoを日本に招聘し、セミナーを開催(2010年)したりと、日本に新しい風が吹いた時代でもありました。

     

    ・トリニティのタッセル講座のトライアル(特別講座)は2007年。 その翌年には正式にタッセル講座を開設しましたが、私の立場からすれば、周囲が気になるのは当然。 当時ネットで検索し確認できたのはふたつ。 関東ではワークショップを主に行っていた「タッセルワークス」さん、そして関西では紐や糸などを取り扱う「バンディーニ」さんがタッセル教室を開いたのが、2007年だと認識しています。

    2006年~2007年頃、約15年前頃が日本のパスマントリーブームにおいて大きなうねりを呼ぶきっかけとなった年ではなかったのかと考えています。 と、いうことはこれが「日本におけるルネッサンス」と言ったらいいすぎでしょうか <笑>。

     

    次回に続く・・・・。

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

     

     

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