• vol.1111 絵画で見る時代の服装

    2018.4.2

    4月1日で会期終了の東京都美術館での開催、ブリューゲル展」<画家一族150年の系譜> に駆け込み入場。 昔、“鳥罠”という絵はがきをもらった時、(当時は絵の名前は知らなかった・・) なんかほのぼのとした雪の風景がとても気に入り、飾ってました。その時以来のファンです。

     

    ◆ ブリューゲルに関する詳しい情報は、皆さんのネット検索にまかせるとして、ここはあえて服装にフォーカスしてみましょう。写真は<野外での婚礼の踊り>と題された絵ですが、書かれた時代は1600年初頭。 女性は髪を見せない時代、各自工夫したスカーフのかぶり方をしています。 唯一髪をほどき中央に座っているのが主役の花嫁さん。 前方で陽気に踊っている男性は、「ホーズ」と呼ばれるぴったりしたズボンにこれまた、股間を覆う「コッドピース」をつけている。 思わず笑っちゃいますよね。 

     

    ◆ 当然、服飾展ではないので、オーディオガイドでも、パンフレットにもこんなことは一切説明はされてませんが、ちょっぴり歴史背景を理解していると、さまざまな視点で絵を見ることができて、楽しみ方を倍増してくれます。 今年年初の読書の成果だぁ~<笑>。

    <写真: 会場出口にあったパネル>

     

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