• New 秋冬特別講座ファータッセルのご案内 2020年版

    2020.10.27

    ◆ 今年はコロナ禍の影響もあり、毎年4半期に1回くらいのペースでその年の新デザインによる特別講座を開催していたのですが、なかなか状況やタイミングが思うようにも行かず・・・。 しかし、数名の生徒さんからのご希望をいただいたこともあり、ここに来てやっと特別講座「2020年版ファータッセル<ミンク>」をご案内することができました。

     

     

     

     

    ◆昨年同様、ミンクファーを使ったタッセルですが、昨年と異なり個体は贅沢な大きさです。 毛の色に合わせ、色使いもグレージュ系にまとめてみました。 部分的にシルバー素材の金属パーツをあしらうことで、唯一それがアクセントとなり、品よくまとまった作品に仕上がっています。

     

    【開催要領】11月29日(木曜)開始~。予定数量がなくなり次第終了。 ご希望の方は事前予約をお願いします。

    参加資格: 受講生限定。 ※一般の方で完成品、ご受講を希望の方はお問い合わせください→★

    開催日時: タッセルクラスのレッスン予約にて作成してください。

    受講費用: お手持ちの回数券で受講可能です。

    材料費: 7,900円(税込)

    ★長さ: 8.5~9cm(上部引き輪部分除く)、横幅約8cm程度

     

     

     

     

    タッセル教室東京自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

  • vol.1315 タッセルのスカート飾り

    2020.9.25

    タイトルの通り、タッセルのスカート飾りを作って見ました。 でもこれが一体何なのか、きっとわからないだろうなあ~と思いつつ、今日の生徒さんに聞いてみました。 「わかんないけど、かわいい~」。 かわいいの一言でまあ満足かな <苦笑>。

     

     

     

    ◆ きっと別途説明が必要なのかもしれないなぁ・・・と考えていた矢先、午後いらっしゃった輸入生地商社の営業さんにも、懲りずに聞いてみました。「マーリーに使われているあの飾りでしょ。」 さすがです!!     MARLYとはウレス社のタッセルのひとつのデザイン名称です。 この一言にヒントを得て、ウレス社のカタログと一緒に写真を撮りました。 百聞は一見に如かず。 これで説明の必要はないですね~。 大きなタッセルのスカートの飾りとして、また長いフリンジなどの飾りにも使われるものです。 タッセルの「スカート飾り」だけでも結構使えると思いますが、いかがでしょうか・・・。

     

     

     

     

     

    タッセル教室東京自由が丘・ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

     

  • vol.1298 新デザイン・タッセルできました!

    2020.7.10

    作りたい「タッセル」のデザインは、昔からずっとノートやデザイン帳に書きとめています。 前々回コラムの作品「大きなリボン」も実はそのひとつ<笑>。  思いついた時点で、そのデザインを出すチャンスやタイミングがなくても、いつかはきっと・・・。  さて時間が経ち、またそのメモを見て興味を失わなければ、陽の目を見る。 この作品のタイミングが、今なのかもしれません。

     

     

     

    ◆ 試作がてら制作してみますが、それがそのまま完成品に至るというのは稀<苦笑>。  2個作ってやっと納得のものができました!    「かわいい~」、完成時に自分がどう思うか、これも大事ですね。 飾るものは、バッグでも箱でも、幅広く活用できるデザインかと思いますが、いかがでしょう。

    色違いで制作サービスもお受けします! 

    長さ: 8cm(紐部分を除く)    ご連絡お待ちしてます!! →こちらから★

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

     

  • vol.1297 大きな飾りリボンの説明

    2020.7.9

    前回のコラム<vol.1296>を見てくれた生徒さん達から、「先生、これは何ですか?」という質問を沢山受けました。 「そうか~、やはり想像の範囲を超えてしまいましたかぁ~」。  ソフトファニシングとの関連があるので、私にはしっくり馴染みますが・・・。 補足情報です。

     

     

    ◆  これらの使用目的は、カーテンを束ねる「タッセタイバックの飾り」です。モノクロ写真は、「ルイ16世時代」のパスマントリー・スタイルの一部として書籍で紹介されていたもの。   紐がないので想像しにくいかもしれません。 もう一枚のカラー写真は、アンティークとして販売されていたものですが、あ~そうか、と理解しやすいかと思います。 写真の出どころが不明で・・・。

     

     

     

    ◆ いま時、こんな飾りをつけるような生地のカーテンを使用するご家庭は、日本では有り得ないでしょう<笑>。 しかし私の中で、別の発想が浮かび、ジョーマローンの箱蓋の飾りになったとさ、と言うことでした!    これを飾れば、カルトナージュの箱もぐ~んとリッチに・・・!?

     

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

     

  • vol.1295 ナンタケットリング使いのタッセル<販売用>

    2020.6.12

    昨年6月に発表した新作デザインタッセル「ナンタケットリング使いのタッセル」。 ナンタケットバスケット山中湖教室の小鹿先生とのコラボタッセルです。

     

    ◆実は私の手元にこのサンプルが存在せず・・・・<苦笑>。 それもあり、また一般の方にもご購入いただけるようにしたいと考え、自粛期間中の時間を利用し、バスケットの先生にリング部分の作成をご依頼。 やっと完成しました。 後日HPのショップにアップする予定でおりますが、黒とベージュ各1個ずつしか準備がございませんので、もしこのコラムをご覧になり、ご購入を希望される方は先にご連絡ください。

     

    ★商品詳細: 全体の長さ6cm (紐部分含まず) 、紐の長さ11cm

    ★価格: 黒・ベージュ各々12,000円 (税込・送料無) ※ページを見てご連絡いただいた方には、2,000円OFFにてお届けします。

    お問い合わせ先はこちらから→★ 

     

     

    ナンタケットバスケットへ装飾例

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

  • 『13歳からのアート思考』本、差し上げます!

    2020.6.4

    ※ ご希望者からのご連絡をいただきました。本日(6月5日)午前中にて締め切らせていただきます。 

     

    ◆ 長~い休業が明け、今週から活動再開。 まだ気合いが入らず・・・<笑>。

    さて、お休み中に手持ちの本も、読むものが無くなり、図書館も空いてなく、やむ負えずアマゾンで2冊程購入してしまいました。 タイトルは『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社、1,800円, 2020年2月第1刷) 。  一日で読んでしまったもので、これを欲しい方に無料で差し上げます!

     

    ◆ アートとありますが、美術史なんかではありません。 ピカソとか、アンディウォーホールとかの絵は出てきますが、あくまで題材として使っているだけで、それらを通じて「自分の物の見方」、「自分なりの答え」を生み出すというのは、どういうことなのか。  他人が決めたゴールではなく、自分のゴールを発見するにはどういうことなのか、が書かれています。  13歳プラスxx歳の私ですが、納得の一冊でした。 もっと若い時に読んでみたかった気もしますが・・・<笑>

     

    ◆連絡先: 問い合わせ画面→★ (※ご連絡をいただいた最初の方に差し上げます。コラムの愛読者、どなたでも構いません)

    教室に取りに来られてもいいですが、送付希望の方にはレターパックでお送りします。 到着したらレターバッ代金(370円)を切手で送ってください。

     

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

  • vol.1292 パスマントリーの変遷、編集後記

    2020.5.17

    ◆ 編集後記

    ・現在の自粛規制にともなう”ステイホーム”の時間は、きっと人生の中で2度とないことでしょう。 最初の頃は、なんか長い休暇のようでちょっぴり嬉しい気分も、日を追うごと変化し・・・。 この時だからこそやりたいことをやろう・・と以前から気にしながら周りにあった情報をまとめたのが、7回の連載<下記リスト参照>で書いた今回の一連のコラムです。 楽しんでいただけましたでしょうか?

     

     

    ・ 振り返ると、中身は<ヨーロッパ、特にフランスにおけるパスマントリーの変遷>のようになりました。 今回の情報ソースは、私の頭の中やカメラの中、参考書籍等々を探しながら書いたものです。 本格的にインタビューやサーベイをしたものであれば、もっと深堀りできたかもしれませんが・・・。

     

     

    随所に参照文を交えたので、文体が異なり読みにくかったところも多々あったかと思います。 論文のよう・・と思われた方もいらっしゃったかと思いますが、できるだけ客観性を重視したかったからです。 しかしこれで完璧、とは全く思っていません。 しかし一度ベースを作っておけば、今後新たな情報に出会った時に追加修正していけばいいと考えています。 なので、お気づきの点がありましたら、皆さまからのご連絡、大歓迎です!    また、これを機会に、パスマントリーにご興味を持つ方々の更なる理解とパスマントリー愛が深まることを願っています。

     

     

    ・さて、パスマントリーを年代別に見た来たように、実は年代毎にパスマントリーのデザインにはその特徴があります。 ナポレオン1世時代のコラムvol.1289のフォンテーヌブロー宮殿の実物を例にあげれば、スカート飾りに使わているブリオンやトルネード、カルチザン等々、それらの説明を試みようとしましたが、はて、待てよ!?   タッセルを作る際のそれぞれのパーツ名をすべて説明しないと、タッセル作りをされない方々が読んでも意味を成さないものになるかもしれない・・と思い、手を留めてしまいました。 その説明セミナー時間に換算しても、多分1時間以上は必要になるかもしれません。 もしご希望があれば、教室内にて実施してもいいかな・・・・・・。

     

     

     

     

     

    ◆ コラム・バックナンバー

    これまで書いたものの一覧表は、下記になります。 リンクが貼ってありますので、再度読んでいただけます。

    1. コラムvol.1285  中世のタッセル
    2. コラムvol.1286  伊ルネッサンス絵画にみるパスマントリー
    3. コラムvol.1287  仏ルネッサンスと南仏リヨン
    4. コラムvol.1288  ナポレオン1世とリヨンの織物
    5. コラムvol.1289  フォンテーヌブロー宮殿にみるパスマントリー
    6. コラムvol.1290  現存する仏のパスマントリー工房、4社
    7. コラムvol.1291     パスマントリー、イギリス vs 日本
    8. コラムvol.1292     パスマントリーの変遷、編集後記
    9. <番外編> コラムvol.1284 画家(ホルバイン)がデザインしたタッセル

     

     

     

     

    タッセル講座、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

  • vol.1291 パスマントリー、イギリスと日本

    2020.5.13

    ◆イギリスのパスマントリー

    ・これまでの内容は、結果としてフランスが中心になってしまいましたが、じゃ、イギリスは・・・との疑問が投げかけられそうです<苦笑>。  実はこれまでイギリスで出版された本でまとまったものを見たことがありませんでしたが、今年(2020年1月)に、英国の歴史的建築物の保護を目的として設立されたボランティア団体である、ナショナル・トラスト(National Trust)から初めての書籍が出版されました。 内容的には、英国とアイルランドにおける歴史的なインテリア家具に飾られたトリミング(パスマントリー)を調査、年代別に紹介されているものです。  冒頭2~3頁を読んだだけですが、やはりこの手の内容の本は、初と記載してありました。 本のタイトルは、『FRINGE FLOG&TASSEL』<写真>。 もし興味のある方は手にとってください(英語版)。

     

     

     

     

    ◆日本のパスマントリー・ブーム

    ・私が知る以前の日本は、基本的にそれらの取扱いは、主に海外ファブリック輸入会社でした。 もちろんインテリアのプロ向けであり、タッセル大好きな人はともかく、普通一般消費者の目に触れる機会は限定的な況状でした。

     

    ・タッセルに関心のある方は一度は訪れことがあるかもしれない銀座「タピシエール」。 私の知人でもある小幡淳子さんが2008年頃に銀座にオープンされたように記憶しています。 今は閉店してしまいましたが、国内ではあまり知られていなかったデクラーク社のタッセル等も取り扱い、お店は雑誌等のメディアにも頻繁に取り上げられたことなどで、日本にタッセル好きを増やし、国内での「タッセル」という存在の知名度がぐんと上げてくれた功績は大きかったと思っています。

     

    ・また、イギリスでは新興企業ですが、インテリア・ブランドの「Spinaスピナ」は、斬新なデザインのタッセル商品をプロデュースしています。 それらをいち早く日本に持ち込んだ、Inchbald Design of Schoolの先輩でもある源波淳子さんは、 2010年にスピナ創設者の一人でもあるMr. Joe Zitoを日本に招聘し、セミナーを開催したりと、日本に新しい風が吹いた時代でもありました。

     

    ・トリニティのタッセル講座のトライアル(特別講座)は2007年。 その翌年には正式にタッセル講座を開設しましたが、私の立場からすれば、周囲が気になるのは当然。 当時ネットで検索し確認できたのはふたつ。 関東ではワークショップを主に行っていた「タッセルワークス」さん、そして関西では紐や糸などを取り扱う「バンディーニ」さんがタッセル教室を開いたのが、2007年だと認識しています。

    2006年~2007年頃、約15年前頃が日本のパスマントリーブームにおいて大きなうねりを呼ぶきっかけとなった年ではなかったのかと考えています。 と、いうことはこれが「日本におけるルネッサンス」と言ったらいいすぎでしょうか <笑>。

     

    次回に続く・・・・。

     

     

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

     

     

  • vol.1289 フォンテーヌブロー宮殿にみるパスマントリー

    2020.5.4

    ◆フォンテーヌブロー宮殿

    ・前回のコラムに書ききれなかった、ナポレオンの時代のアンピール様式のパスマントリーについての続きです。 ツアー参加でのフォンテンーヌブロー宮殿見学は、時間の制約がある中でしたが、いくつかの部屋のカーテンに飾られたタッセルの写真をご紹介しましょう。

     

    ・このお城は中世の要塞をもとにして、フランソワ1世によって1528年増築され、国内最大のルネッサンス様式の宮殿に変わりました。その後、宮殿には数世紀にわたって歴代の国王が居住しましたので、それぞれが自分の好みに応じて改築を続けた結果、様々な建築が混合して今日の形となっていると言います。600年以上もの継続的な歴史を持つのはこのお城は、一見の価値があると思います。

     

     

     

    ◆宮殿内部のパスマントリー

    ・観光客で訪れる多くの人は、部屋の中の大きな装飾には目が行きますが、窓側の装飾を見る観光客はほとんどいないのではないかと思います<笑>。 ザインや制作は当然プロの手によるものですから、カーテン生地の色に合わせ、時代考証もされたものと考えます。 どの工房で作られたものかは、多分デクラーク社(1852年創業)によるものではなかったのかな・・と、推察しています。 この会社名、きっとタッセルに関心のある方なら名前くらいはご存知かと思います。

     

     

    ・写真に収めたものは、ひょっとしてこれはリメイクされたばかりか(?!)と思わせるようなピカピカの新品同様のものもありました。 保護のためか、ほとんどがビニール袋で覆われていました。 長い時間は、ものを朽ちさせていくという環境であることは否めませんし、それらすべてに修復が必要なので当然のこと。 またその修復には何かしら現代の要素が含まれるのも当然のことです。

     

    ◆「王座の間」のカーテン用タイバックとブレード

    カーテンの縁のグリーク紋様、月桂樹の葉の模様の飾り等、エンパイヤ様式紋様てんこ盛り!

     

    ◆「皇后の部屋」のタッセルと、カーテンのブレード

    女性らしいピンク等を使った明るい色使い、そして華やかなデザインです。

     

     

    次回に続く・・・・。

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

  • vol.1288 ナポレオン1世とリヨンの織物

    2020.4.30

    ◆革命時のリヨン

    ・マリーアントワネットが断頭台につゆと消えたフランス革命(1789年~)から、国内の混乱状態は20年間続きます。 これまでリヨンに14,000台もあった織機は、4年後の1793年には2,000~3,000台まで減少したとされています。(『リヨン織物美術館』(P227)  ) 。 革命の混乱は国中のあらゆる地域、あらゆる分野にダメージを与えたことは確かです。

     

     

    ◆ナポレオンとリヨン復活、そしてアンピール様式

    革命後、リヨンの織物産業やパスマントリーに与えた影響を語るうえで、どうしてもナポレオンの存在は外せません。

    ・「ナポレオン1世の皇帝戴冠(1804年)は、旧時代の華麗さをいち早くわが物とするべく、宮廷という源流に立ち返ることになった。  1811年1月6日の法令によると、彼は大謁見式や公的儀式の日は、宮廷の廷臣たちは皆絹の着用を命じたのである。 彼にとって公式的な名誉を持っているのは、絹と絹製ビロードのみであり、他国で公式的地位にいるフランス人はそれらを着用しなければならなかった。(『リヨン織物美術館』P227)      確かに、ナポレオンが征服した各地に、親族を支配者として配置してましたから、中産階級出身にとってはその威厳を衣装でカバーすることは重要なことだったのかもしれません。

     

    ・彼はまた諸宮殿(チェイルリー、ルーブル、エリゼ、マルメゾンetc.) の壁面を絹あるいはビロードで飾らせたのである。そのための費用は天文学的な数の織物が必要であった。1804年から1813年までに、フォンテーヌブロー宮殿の為に、600万フラン以上が支出された。」(『リヨン織物美術館』 このことが、リヨン織物業界の復活と新たな輝きを与え、大いに貢献することとなるのです。

     

    ・数々あるお城の中で、過去の王がヴェルサイユ宮殿なら、ナポレオンはフォンテーヌブロー宮殿をを自分の権威の象徴にしようとしていました。 現在、このフォンテーヌブロー宮殿の内部は1980年代より美術館として一般公開され、ナポレオンに関する品々やアンピール様式のインテリアをみることができます。 もちろんこの城は、歴代の王たちも使ってきた城でもあり、さまざまなスタイルのインテリアをも観ることができます。 上述したように彼は重厚な素材(絹、絹ビロード)を好んでいます。 また彼が遠征したエジプトへの興味に加え、古代ギリシャ、ローマ等のモチーフ(月桂樹、雷文、白鳥、鷲、星、蜂等)が沢山使われます。

     

    ↓写真2018年渡仏の際に撮影, 「王座の間」 by Trinity

    ↓写真: フォンテーヌブロー宮殿SNSより

     

     

    ◆現代に残る生地メーカー

    ・革命の混乱で国外に逃れていた職人たちも、徐々に回復するリヨンに戻ってきます。 そのひとりに、カミーユ・ペルノンという人がいます。 彼はジェノバに逃れていましたが、1795年に事業再開のためにリヨンに戻り、1802年のパリ産業博覧会に出品し金賞を受賞します。 そこでナポレオンは、3つの宮殿のために織物制作をために約70万フランを彼に託しています。 3つの宮殿のひとつ、チュイルリー宮殿の玉座の間には、ベルノン氏によって月桂樹で囲まれた皇帝Nの頭文字が、細い金で縁取りされて深紅の縁飾りを制作した。(『リヨン織物美術館』(P228))

    ・ペルノン家は、息子クロードの孫の時代にタシナリ氏とシャルテル氏のふたりに工場を売却しています。 これが現在もリヨンに本社を置くタシナリ&シャルテル社で、現在もシルクを中心にしたファブリックをルリエーヴル社傘下のもと供給し続けていています。 日本での輸入販売は、トミタテキスタイルさんにて取り扱われています。

     

    写真:  Tassinari & Chatel 社HPより

     

     

     

    次回に続く・・・・。

     

     

    タッセル教室、ソフトファニシング教室のトリニティ

     

     

1 2 3 29